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年齢別予防のポイント

出産まで 出産まで:妊婦さんは自分ともう一人の分身を背負っています。妊婦さん=お母さんのライフスタイルが、そのままお腹の赤ちゃんの発育に影響します。赤ちゃんは5億年の旅を十月十日で経験します。
とても繊細で忙しい旅です。ですからお母さんは充分な睡眠と偏らないバランスのとれた食事が大切です。又アルコールや冷たいアイスクリーム等の摂取は出産後母乳でアトピーになる危険があるので注意が必要です。妊娠中は女性ホルモンのバランスの崩れからも歯周病には注意が必要です。出来れば月に1度くらいプロのクリーニングを受けましょう。

授乳期(2歳半まで) 授乳期(2歳半まで):生まれたばかりの赤ちゃんの「仕事」はお乳を飲むことと、呼吸をマスターすることです。出来るだけ母乳で育て、出ない場合は乳児用ミルクを飲ませます。そして離乳は出来るだけゆっくりと始めるのが良いでしょう。原始社会では3〜4歳までお乳だけで育てています。この時期に味噌汁や蕎麦粉、ピーナッツバターなど大人が口にするものは厳禁です。これらが抗体となってアレルギー体質をつくる可能性があります。
寝る時は仰向けで寝る癖を付けさせましょう。横向きやうつ伏せ寝は口呼吸を助長し、顎の形を歪にして不正咬合を招きます。
無理に立たせたり、歩かせたりせず、ハイハイはじっくりとさせましょう。そうすることで立ち上がった時に適したように血圧が発達します。疲れたら、乳母車に乗せたり、抱っこしましょう。ゆすったりこすったりすることで神経系の発育が促されます。
母親から赤ちゃんに虫歯菌や歯周病菌を感染させない為にもお母さんの口腔内を清潔に保つ事も大切です。

幼児期幼児期:胎児から続く赤ちゃんの進化は、二歳半頃、ようやく腸管を始め、身体の体制が出来、離乳も本格化する乳離れの時期です。
脳神経が急速に発達する時期でもあり、言葉や躾をしっかりと教えましょう。唇を閉じて三十回噛みを習慣にさせましょう。また腸を冷やす飲み物食べ物は出来るだけ口にしない癖付けをしましょう。
虫歯予防の為に適量のフッ素の応用は効果があります。虫歯と歯肉炎、不正咬合をつくらない為に定期健診を受けましょう。

学童期(小学生) 学童期(小学生):「食事の仕方」や「寝方」など身体の正しい使い方をしっかりと教えましょう。具体的には、口呼吸、片側噛み、横向き寝、うつ伏せ寝をさせないようにしましょう。また骨や関節に過度の負担をかけないようスポーツのやり過ぎは禁物です。正しい食事と睡眠、歯ブラシの習慣を身につけましょう。引き続き虫歯、歯肉炎、不正咬合の予防の為に定期健診を続けましょう。不正咬合の兆候が現れてもこの時期なら比較的簡単に治すことが出来ます。疑問があればセカンドオピニオン、サードオピニオンも参考にして後悔しない予防と治療を受けましょう。

少年期(中学・高校) 少年期(中学・高校):部活などで激しいスポーツをする時期になりますが、やり過ぎは免疫系を壊し危険です。またスポーツドリンクは糖分が多いので虫歯のリスクが高く注意が必要です。良質の自然塩とミネラルウォーターの摂取が虫歯のリスクも少なく身体には良いでしょう。ショルダーバッグ等を日常的に持ち歩く年齢になりますが左右均等に持って身体のアンバランスをつくらないように注意しましょう。又頬杖なども顎の形を歪にするので禁物です。
又特に男子は歯ブラシが等閑(なおざり)になりがちな時期でもあります。
この時期こそ3ヶ月に1度は必ず定期健診を受けましょう。

青年期(19歳〜24歳) 青年期(19歳〜24歳):人間としての身体的進化が終了を迎える時期です。
大人の仲間入りをしてお酒を飲みだす時期でもあります。冷たいビールや冷酒などで腸を冷やさないように注意しましょう。
腸が冷えて消化力が落ちると良く消化されないものが体内に吸収され細胞の遺伝子が正常に機能しないのと相まって免疫系が大きなダメージを受けてしまうので注意が必要です。
この時期まで虫歯、歯周病、不正咬合が予防できれば一生涯自分の歯で過ごすことは容易になるでしょう。
油断せず、自分のリスクにあった定期健診を続けることで生涯快適なお口の状態を保ちましょう。

青年期以降(25歳〜40歳) 青年期以降(25歳〜40歳):睡眠不足と食事の内容に注意しましょう。高蛋白の摂り過ぎや野菜不足、アルコールの飲み過ぎなどで免疫力を落とすと虫歯や歯周病が悪化したり、口臭が強くなったりします。また喫煙の習慣は特に歯周病には大敵です。 3ヶ月に1度くらいの定期健診は非日常ではなく、日常の事として取り入れて行きましょう。

壮年期(40歳〜60歳) 壮年期(40歳〜60歳):この時期になると歯周病のリスクが急に高くなってきます。歯周病に罹患していると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが約3倍高くなると言われています。それらのリスク軽減の意味でも歯周病の予防の為の クリーニングを怠らず受けましょう。口腔内の加齢的変化によって歯ブラシ方法も変わってきます。歯科衛生士の指導を受けながら自分にあった歯ブラシ法を見直しましょう。また歯が抜けてインプラントや義歯を装着する方も増えてきます。早めに適切な処置を受けましょう。

壮年期以降(60歳〜) 壮年期以降(60歳〜):冠や義歯、インプラント等が不適合になったり不具合が生じる前に定期的に健診を受けましょう。もし不具合等があれば早めに治しましょう。
引き続き歯ブラシ法のチェックも含めた歯周病のケアには継続的に通いましょう。
また総義歯の方も増えてきますが総義歯であっても正しく製作すればほとんどのものを咀嚼することが出来ますし、正しい噛み合わせは姿勢維持の為にもとても重要です。(人間は、歯を失って噛み合わせが低くなることによって頚椎の前湾が失われより前かがみの姿勢になってきます。食事以外の時も常に義歯を装着している方が若さを保つ為には良いのです。その為には義歯を常に清潔にしておく必要があります。毎食後綺麗に洗浄し義歯の内面にデンティストケアを塗って装着しているとより清潔に保つことが出来ます。)

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